起業を志す方へ

「失われた時代」にピリオドを打つために

 

私が大学を出て社会に出たのが平成元年、

日経平均が史上最高値をつけたのがその年の12月ですから、

まさにバブル崩壊前夜ともいうべき時代です。

 

モラトリアムという言葉が世に出てきたころで、

それに感化された私は、

大学を1年休学して海外を旅行したりしました。

 

そういうことが許された、恵まれた時代でした。

今の学生のみなさんが就職活動に汲々としているのをみると、

本当にそう思います。

そしてそういう環境は、

先人たちの作った経済繁栄の上に成り立っていたということに

気付いたのは、

ようやくこの数年のことです。

 

それから20年以上の時を経て、時代は大きく変わりました。

 

いまの若者を表すキーワードは「内向き志向」だそうです。

私がこの言葉に違和感を覚えるのは、

決して「内向き」を「志向」しているわけではないだろう、

と思うからです。

 

私はサッカーが好きですが、

10代の選手がヨーロッパのリーグに移籍していく姿をみると、

ワクワクします。

見ているほうがワクワクするのですから、

きっと本人たちもワクワクしていることでしょう。

私はこうしたサッカー選手が例外だとは思いません。

環境さえ与えられれば、誰だって世界を見てみたい、

世界の中に身を置いてみたい、

と思うのが人間本来の姿ではないでしょうか。

そういう環境が与えられずに、

内向きにならざるを得ない状況に追い込まれているのが、

今の若者たちの実情だと思います。

そしてその環境を作ったのは、

紛れもなく我々現役世代です。

 

「失われた10年」が、いつの間にか「失われた20年」になりました。我々はいつまで「失われた時代」を続けるつもりでしょうか。

経済発展か? サステイナブルな社会か?

そんな議論に興味はありません。

先人たちから与えられた社会を次の世代につなげていく、

それは我々に与えられたシンプルな命題であり、

我々世代の責務です。

 

大橋公認会計士事務所は、その責務を、

起業を志す方のサポートという形で

果たしていきたいと考えています。 

 

 

 平成23年10月